自宅近くで手軽に運動できることは、ランニング・ジョギングの大きなメリットの１つではありますが、毎回同じ場所で走っていると飽きが来てしまうのも事実。時には緑の多い公園で気分よく走りたくなることもあります。また、練習内容によっては、車や信号、歩行者を気にせずにノンストップで走れるコースが欲しい場合も。ここでは、都内にあるランニングに適したコースを紹介します。他のランナー・ジョガーも多く利用しているので、モチベーション維持にも良いかもしれません。
皇居
言わずと知れたランナーの聖地。
約5kmの周回コースで、途中で信号が1つもないため、ノンストップで走ることが出来ます。また、程よいアップダウンもあり、また、スタート・ゴール地点として利用できる広場や公園が複数あります。また、ランナーのためのロッカーや更衣室、シャワー室を完備したランステ（ランナーズステーション）が数多くあることも、皇居がランニングスポットとして人気の理由の１つです。
ただし、普通の歩道を走ることになるので、くれぐれも歩行者にぶつからないように注意してください。反時計回りに走るのがルールとなっています。
おすすめのランステ：
駒沢オリンピック公園
こちらもランナーの聖地の１つ。
公園内の約2150mの周回コース。程よいアップダウンがあり、また、100mごとの距離表示があるため、上り坂を使ったインターバルトレーニングやペース走に最適。トイレもコース近くに設置されており、朝から夜まで人が絶えません。ランニングの初心者から、シリアスランナーまで、幅広いレベルの人が走っています。サイクリングの周回コースと隣接しているので、衝突には十分注意してください。公園内にロッカー、シャワールーム完備のトレーニングルームがあります。
最寄り駅：東急田園都市線『駒沢大学駅』
代々木公園
渋谷や新宿から近く、電車でのアクセスの良いランニングコースです。1周約1150mの中央広場の周回コースを走る方が多いですが、土の部分を走るクロスカントリーでトレーニングしている方も多いです。全体的にあまりアップダウンの無いフラットなコース。比較的ペースの早いシリアスランナーの方が多い印象ですが、道幅は十分に広く、ランニング初心者でも安心して走れます。トイレは周回コース上に複数個ありますが、シャワーは公園内の少し離れた『織田フィールド』なる陸上競技場で利用することができます。（ただし、一般開放日に限る）
最寄り駅：JR山手線『原宿駅』、東京メトロ千代田線『代々木公園駅』
神宮外苑
楕円形の一般道の歩道を走る、1周約1325mの周回コースですが、信号を渡ることがなく、ストレスなく走ることができます。ただし、数は少ないものの一般の歩行者、自転車も通行しているので、十分に注意して走ってください。歩行者の増える、野球の試合などイベント開催日は避けましょう高低差の無いフラットなコースで、また、100m毎の距離表示もあるため、ペース走、インターバル走などの練習にも向いています。周回コースの内側にある室内球技場の近くに、公衆トイレがあります。シャワー施設はありませんので、周辺のランニングステーションを利用してください。
最寄り駅：都営大江戸線『国立競技場駅』、JR中央線『千駄ヶ谷駅』『信濃町駅』
砧公園
1周約1650mの周回コースです。ややアップダウンが多く、初心者から上級者まで、足の筋力、心肺機能を鍛えたい方にはおすすめです。コースは少し狭く、サイクリングと併用のコースとなっているため、自転車には道を譲るようにしましょう。なお、コースの多くの部分が木の多く生えている場所のため、まるで森の中を走っているような感覚で、日差しの強い夏のランニングにもおすすめのランニングコースです。ランニングコース近くに2つのと公衆トイレがあります。なお、夜は照明が少なく暗いため、夜間のランニングはおすすめしません。
最寄り駅：東急田園都市線『用賀駅』
多摩川河川敷
平坦な道を自分の好きな距離走ることができます。二子玉川を起点に、丸子橋まで往復すると約10kmになります。視界が開けた開放的なコースが、河川敷ランニングの醍醐味。半面、日よけになるものが全く無いので、夏の昼間のランニングにはあまりおすすめできません。
最寄り駅：東急田園都市線『二子玉川駅』など
世田谷公園
1周約1100mの平坦な周回コースです。ランニング専用のコースではなく、子供連れの人や散歩利用の方も多いので、スピード練やインターバル走には向かないでしょう。ジョギングやLSDなど、ややのんびりと走るのに適した公園です。
最寄り駅：東急田園都市線『三軒茶屋駅』『池尻大橋駅』
（番外編）
山手線一周
山手線一周で、約40km。普段の練習コースに飽きてしまった方が、LSDなど距離を踏む練習するのに良いかもしれません。ただし、信号待ちも多くなりますし、人通りが多い場所もありますので、ペースを保って走ることはできません。あくまで、のんびりと街の景色を楽しむ感覚で臨みましょう。
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